Kowaku

「堕ちたい堕ちたい堕ちたい堕ちたい…堕ちていく」

自分を捨てろ失え失くしてないものなんて見つけられない
底に残った灰から目を離すんじゃない　そいつが自分さ
　いくら光浴びせても総てを吸い込んでしまう
　　　闇を孕んだ黒よ
「欠片ひとつも残さず　暗黒に浴かしてくれ」
　「堕ちる堕ちる堕ちる堕ちる…」

「堕ちたい堕ちたい…」

人は神が作った不完全な失敗作なんかじゃない
神こそ人がでっち止げたつもりになってる失敗作でしかない
　泥やペンキをかけても決して染まりはしない
　　　圧倒的過ぎる白よ
「横暴に傍若無人に真っ白に汚してくれ」
　「堕ちる堕ちる堕ちる堕ちる…」

蠱惑
欲望が自分より大きくなり背中を押す
純白と漆黒の眩暈が蠱惑の園へ

何を迷う躊躇う正しいとか結果なんて知りもしない
欲しいやりたい以外に理由なんてない　必要が無い
　何とも混じらず透けず濁らず曇りもしない
　　　　孤高の白と黒よ

「この身を生贄に捧ごう毛を握ってさえくれたら」
　「堕ちる堕ちる堕ちる堕ちる…」

蠱惑
欲望が自分より大きくなり背中を押す
純白と漆黒の眩暈が蠱惑の園へ

「堕ちたい堕ちたい堕ちたい堕ちたい…堕ちていく」